HTB「寝落ちちゃん」は“視聴者のおもちゃ”になることができるのか?

寝落ちちゃん

2017年10月からスタートしたHTB北海道テレビの新番組「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」をご覧になりましたか?

この番組は地元北海道はもちろん道外にもコアなファンがいる、あの伝説の番組『水曜どうでしょう』と共にテレビの歴史に名を連ねるであろう、いや、連ねてほしい期待の新番組です。

「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」とは?


2015年10月から始まった前身番組「平岸我楽多団」において、番組名をかけた視聴者との対決で番組側が敗北したことにより番組名の変更が決定、視聴者考案の「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」として生まれ変わりました。

番組の公式ホームページでは「テレビを若者の遊び場にするべく“テレビ的常識をまず疑う”ことがモットー!」「観るテレビから参加するテレビへ。 出演者・スタッフ一同、皆様のオモチャになることをここに誓います」と力強く宣言しています。

初回の放送内容は「全日本寝落ち選手権」。そのバカバカしい企画内容、札幌ドームを借り切って行うというスケール感、そしてTwitterのいいね・リプライ・RT数に応じて番組進行が変化する視聴者参加型など、まさに宣言どおりの常識破りによって大きな話題となりました。しかしその後の放送は、そこまで話題になっていないような気がします。(失礼!)

そこで私たちはその原因を探り、勝手ながら番組に提案することにしました。少々ディスっている部分もありますが、期待の裏返しということでどうぞお付き合いください。

10代女子にウケる登場人物の活かし方を勝手に提案


この番組には「平岸我楽多団」時代からレギュラー出演されている4人の方がいます。しかし、私たちも含めて周りの10代女子は出演者のことを全く知らない人がほとんどでした。

実は私たちが初回の「全日本寝落ち選手権」を観たのも、出演していたNORDやWhite Explosionなどの男性アイドル目当てでした。周りでもそのような人が多く、実はレギュラー陣4名の印象がほぼ無いという意見が多かったです。まずはじめに私たちは、その4人を1人ずつ調べてみました。

寝落ちちゃん

江田由紀浩さんは、北海道の演劇を盛り上げるために活動されているらしく、演劇に詳しい方に聞いてみると、いろいろなお芝居に関わっていて、すごい実績の持ち主のようです。とは言え、演劇に興味がない私たちには、そのすごさがわかりません。でも江田さんの強みは何と言っても、番組一のイケメンということです。とりあえず女子はイケメン好きです。そして、おもしろい人も好きです。番組では江田さんのイケメンっぷりをもっと強調しつつ、「イケメンなのにおもしろい」というキャラクターを確立していただきたいです。


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カネコトモヤさんは、札幌のバンドTHE BOYS & GIRLSのドラム担当で、バンド界隈では有名な方です。またソロのシンガーソングライターとしても活動しており、楽曲が「ジョブキタ」のTV-CMソングに起用されているので、その印象的なメロディは道民なら一度は聴いたことがあるはずです。カネコさんは、とにかくキャラが濃いです。愛着を持てるキャラクターなので、「ブサカワ」方向で女子を攻略できるかもしれません。Twitterで上半身裸で歌っている動画がかなり拡散されているようですが、女子受けを狙うなら、もう少し清潔感もほしいところです。


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廣瀬 詩映莉さんは、札幌で舞台俳優やナレーションをしていたり、東京や福岡でも活動の幅を広げています。また中国でも認知度が上がっているそうですが、あまりネット上の情報はヒットしませんでした。廣瀬さんは番組で観るよりもカワイイです。ほんとです。お世辞じゃありません。もう方向性としては10代女子が憧れるような存在になっていただくしかありません。そのためにもインスタなどSNSをもっと積極的に活用していただきたいです。


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最後に、ちゅらさん。「全日本寝落ち選手権」ではドーピング(飲酒)で早々に退場となってしまいましたが、かなりのインパクトを残しました。でも好き嫌いが分かれるタイプというか、この人の活かし方は一番難しいです。この人をレギュラーとして起用しているところに番組のチャレンジ精神を感じますが、女子受けは諦めたほうがよいかもしれません。「中年の星」として同年代の同性から親しまれる方向でお願いします。

10代女子を攻略するには


「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」についてTwitterを調べたところ、企画自体を褒めているツイートやスタッフさんを褒めているツイートが多いこと、また出演者さんやスタッフさんの関係性がとても良いことを感じました。それを視聴者が感じられるのは、素人ながらとても良い方向性だと思いました。ツイキャスやYouTubeを利用しているのも、10代が参加しやすく良いアイディアだと思います。

「札幌で活動するエンタメ界の様々な原石たちと共にお届けするオムニバスバラエティ」という番組の趣旨に沿いつつ、もっと10代女子の視聴者を増やすためには、初回のように引き続き地元のアイドルや、一般的にはマイナーでも10代が親近感を覚えるYouTuberなどの“原石”をゲストに迎えてほしいです。おそらく大人の皆さんが思っている以上に、私たち世代にとってYouTuberは浸透しています。札幌在住や地元が北海道のYouTuberもたくさんおり、彼らがテレビで観られるとしたらとても新鮮なことです。

あれこれ生意気なことを書きましたが、「視聴者のおもちゃ」になることを宣言したこの番組だからこそ許されると思い、このような記事になってしまいました。少しでも参考にしていただければ幸いです。

最後に「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」のプロデューサーが、実は女性だということを知りとても意外でした。次回はその女性プロデューサーのインタビュー記事をお届けしますのでお楽しみに!

札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校 商業音楽科1年 板谷・八幡