“フレンズ”という言葉の頂点へ! 話題沸騰の混成バンド、フレンズ

フレンズ インタビュー lupinus ルピナス おかもとえみ ひろせひろせ 

1stアルバム『ベビー誕生!』リリース記念のツアーで5月14日に札幌でのライブを終えたVo.おかもとえみさん、Vo.&Key.ひろせひろせさんのおふたりに、グループの結成や楽曲の制作秘話などを聞きました。

すべて無茶振りからの
有言実行でバンド活動

…みなさんは別々のバンドでデビュー経験を持っていますが、フレンズ結成の経緯を教えてください。

ひろせ 元々、ボーカルのえみそん(おかもとさんの愛称)は同い年ということもあり、辿っていけば動物園で仲良くなったのがきっかけで。お互い元々ベーシストとしても活動していて、フレンズのベースを弾いている涼平(長島)さんを含めると5人中3人がベーシストなんですね。そして、ベーシストたちが100人くらい集まる「ベース会」というのが東京であるのですが、それがほぼ飲む会で(笑)。

おかもと ただ飲む会(笑)。

ひろせ で、ベース会で知り合った僕とえみそんが一緒に動物園に行ったのがきっかけで仲良くなり、みんなでよく遊んだりしていたんです。そしてある日カラオケに行ったときに、えみそんの歌がメッチャ上手すぎて、すごい人だと思ったんです。そのときに僕が「自分で作る曲をえみそんに歌ってもらいたい」と思い、2人で作った曲をベースの涼平さんに聴いてもらったんです。そしたら「この曲すごくいい曲だね!」って言ってくれて、「この曲のバンドをやろうよ!」と誘ってもらって動き始めたというのがきっかけです。

…昨年は会場限定ミニアルバム『ショー・チューン』をはじめ、初のワンマンライブを開催。そして今年4月には、1stアルバム『ベビー誕生!』がリリースされました。快調なペースかと思いますが、手応えはいかがですか?

おかもと これまでの作品はライブ会場限定のCDだったんです。だから会場で直接会って渡したり、通販では自分たちで発送をしているので、名前を見て「ああ、こういう人たちに届いているんだ」っていうのがわかっていたんです。でも今回は『ベビー誕生!』を出すにあたって、全国流通盤なのでCDショップに置かれる=自分たちの目に見えない人たちが買ってくれるっていうことになりましたね。

ひろせ なりましたね。

おかもと それが正直、不安なところもあったんですけど、今回出してみて、自分の知らない人にも届いているんだなっていうのがライブ会場で今まで見たことない人がすごくたくさん増えていて、そういう人たちが各地で楽しみ待っていてくれたりしていて。そういうのが見えるようになって嬉しくなりましたね。それが快調なペースなのかもしれないですね。

ひろせ わりと曲がばんばん出来るので、いま自分たちがこういうことをやりたいってときに曲を出せる環境にいるので、それはありがたいですね。

…フレンズを本格的にやっていこうと本腰を入れ始めたのはいつ頃からですか?

おかもと これはメンバーそれぞれバラバラかもしれないね。

ひろせ 僕、個人的にはベースの涼平さんがthe telephonesというバンドをやっているんですけど、その涼平さんが新しく始めたバンドということでいろんなニュースサイトが拾ってくれたんです。「テレフォンズ涼平のバンドが始動!」ってニュースが出て、その記事に僕の名前が載って。もう1個やっているバンドの名前(nicoten)も載った時に、「いろんな人を俺は巻き込んでいるし、このバンドはちゃんとやらなくちゃだめだな」って思ったというか。他のバンドも歴史のあるバンドだし、俺はそのバンドたちも背負ったって言ったらちょっと大げさなんですけど、そのくらいの気持ちで本腰を入れてやろうって、ニュースサイトを見たときに思いましたね。

おかもと
 私はソロもやっていたし、もう1個バンド(科楽特奏隊)もやっていたし、(フレンズは)まあ企画バンドなのかなって。みんなのノリもわりと適当だったので、楽しければいいかって思っていたんですけど、2016年5月に「VIVA LA ROCK」に出演させてもらって。その出番の直前にマネージャーさんの子供が泣き出しちゃって、「やばいやばいどうしよう」って出番の直前までずっと「イェイイェイ!」とか言ってなだめていたんですよ。で、泣き止んだきっかけっていうのが「これからフレンズがライブやるから!dancing the night through the night はい!一緒に歌おう!」って言ったら、ちょっとずつ涙が消えていって。こんなちっちゃい子にもフレンズの曲は届いていて、それが楽しみになっているんだなって思ったら、「これはちゃんと頑張らなきゃ」て気持ちになったのがきっかけです。

…フレンズが“神泉系バンド”と呼ばれる理由は?

ひろせ “渋谷系バンド”だったりする言葉って、僕は造語だと思うんですよ。だから僕は最初の曲作りのときに渋谷のひと駅隣にある神泉という駅に注目したんです。最初に曲を作るときにムチャブリで「神泉系で行こう!」って提案したら、そのままここまで来てしまって(笑)。偶然、神泉にフレンズという喫茶店があるみたいでその影響なのかとよく聞かれるんですが、無茶ぶりから始まってるんですよね…(笑)。ライブでも「神泉から来ました」って言ってます。

…フレンズの楽曲制作の分担はどのようになっていますか?

ひろせ えみそんが作詞作曲するときもありますが最終的なアレンジは僕がやらせてもらっています。僕は音楽を考えて作るタイプなんですが、えみそんは感覚で作ってしまうんですよ。「シュシュシュシュンッ!」って速さで作ってしまうんです(笑)。それでできたものに僕が手を加えてという感じで分担しています。

おかもと 基本はひろせが作曲したものをデータで送ってもらって、私が歌詞をつけて、また送り直して…というものが多いですね。

…曲のインスピレーションはどこからきますか?

ひろせ 僕は実体験を曲にすることが多いです。その時のことをボイスメモにたくさん入れておいて、家で形にするという感じですね。それこそVIVA LA ROCKに出ると決まったときに書いた曲もあり、そういうところで鳴らしたいな、武道館で鳴らしたいなとか、そういうシチュエーションを自分で考えて作ることが多いですね。

おかもと 私はマンガを読んで歌詞を書きます。そのマンガの感想ではないんですけど、そこで受けたインスピレーションなどを歌詞に昇華したり、実体験を混ぜたりすることが多いです。

…ニューアルバム『ベビー誕生!』を作ることになったきっかけは?

ひろせ 去年11月に渋谷のWWWというところで東京がファイナルのワンマンライブをやったんです。最初は去年の5月くらいにベースの涼平さんの誕生日会をみんなでやって「WWWでワンマンライブやりましょう!」ってみんなで言ってて、「え?絶対人入んないよ」とか言ってたけど、ふたを開けてみたらSOLD OUTして、最後のアンコールの時に「よっしゃ!みんなアルバム出すよ!」って。何も決まってないのに、曲もないのに言っちゃったんですよね(笑)。それで「じゃ、曲作るか?」みたいなのがきっかけで。そこからCDを出せるようにチームがいろいろ動いてくれて、いまに至りますね。無茶ぶりから始まってるんですよね、全部(笑)。

…収録曲の『塩と砂糖』は、ライブでも中心的な曲だったりしますか?

おかもと 『塩と砂糖』はライブではサビで振り付けがあって、“いいね!”のところで皆でいいねって言ってジャンプしたり、“ダーメ”でダメって言ってジャンプしたり、ライブはフリをみんなに覚えてもらってから始まるんです。それは音源だけじゃわからなくてライブに来ないとわからない部分。『ビビビ』という曲も適当にみんなに“イエーイ”って言ってもらって、2曲とも参加型の曲なので、間奏とかも勝手に“イエーイ”って言ってるし、お客さんも勝手に好きなところで“イエーイ”って言ってます。

…『夜明けのメモリー』などMVのテーマは誰が考えているんですか?

ひろせ 僕たちMVは結構な本数あげてるんですけど、映像をやってくれる人、デザインをやってくれる人、全員に“フレンズのことが好きな人”っていう共通点があるんですよ。だから、フレンズのことが好きな人は絶対外さないっていうイメージがあるんです。『夜明けのメモリー』のMVも「どういうふうにしましょうか?」ってなったときに、具体的なイメージというよりは、「監督がフレンズのことが好きって言ってくれたので信用してます」って。だから楽曲とMVのリンク性と言うのはあまり考えては作ってないですね。

おかもと 監督にすべて一任しています。好きな人が聴いたその曲のイメージがやっぱ1番合うMVだから、全部お任せしています。

…『ビビビ』は探偵をイメージしたようなMVですが、どうして探偵をテーマにしようと思ったんですか?

ひろせ 僕たちは当日までなにをやるか全然知らなくて、監督が「フレンズでこういうことをやりたい」と考えて、当日撮影に行ったら、みんなは探偵の恰好だけど僕だけライブ衣装でいいですと言われて、挙句の果てに階段の上から落とされて死ぬ役というのを当日知るという。

おかもと 曲は最後に“恋じゃない”と歌っているんですけど、監督は“故意じゃない”というのにかけていると思うので、そこから派生して探偵になったのかなと、それも後で知るという。

ひろせ 文字コンテという、“1~7秒 ひろせ死ぬ”みたいなやつは送られてくるんですけど、パッと見なにをやりたいのかわからないんですよね。これもふたを開けてみたら、探偵ものだったんですよね。

北海道初ワンマンが決定!
誰もが知る“フレンズ”に

…北海道に来て一番最初に食べたものは?

ひろせ 牛乳かな(笑)。駅で待ってるときだったんですけど、北海道の牛乳ってちょー美味いんですよ。東京来たら鼻で笑っちゃうくらい北海道のレベルが高いんですよ。で、コンビニ入って四角い牛乳を買って、俺が持ったらサイコロみたいなんですよ(笑)。それをジューって飲んでたら、えみそんが「間違いないよね!?」って。

おかもと ちょー美味しそうに飲んでたから(笑)、同じもの買っちゃって2人で牛乳飲んでました。

おかもと 牛乳推しのバンドということでお願いします(笑)。

…ライブの前に心がけていることはありますか?

おかもと 特にはないですけど、今回のライブで初めてライブ前には辛い物を食べてはいけないということを痛感しました。ライブ前に食べたラーメンがめちゃくちゃ辛くてずっと喉がやられてて、辛い物って喉にはよくないなってことは聞いたことはあるんですけど、本当によくないんだなと思いました。あとライブ前に円陣は組んでます。

ひろせ フレンズのメンバーで円陣を組んで、ベースの涼平さんが北本中学という中学校出身なんですが、“北中ファイオー”っていう掛け声があるらしいんですよ。それを採用して“北中ファイオー”っていうのをやっています。

おかもと でも1人しか北中出身者がいない(笑)。

ひろせ 僕は個人的にYouTubeでハイになれる動画があるんです。サッカーゴール集とか、格闘技の一発KO集とかを見て、ものすごいテンションを上げていくときもありますね。だけど、そういうことをするときって大体緊張しているときなんですよ。だから直前まで馬鹿な話をしています。

…札幌で一番好きなところはどこですか?

おかもと 私は札幌の「まんだらけ」が大好きで、毎回10冊以上買って帰ります。

ひろせ 僕はすごいベタなところになるんですが、ススキノにあるニッカウィスキーの看板を見ると、「あ、俺いま北海道にいるんだな」と思います。あと新千歳空港はご飯が全部美味しいので好きです。

…北海道で一番美味しかった食べ物はなんですか?

おかもと 円山動物園の近くに「浅鞍」(あさくら)っていう鉄板焼き屋さんがあって、おばあちゃん家の2階みたいな感じのお店なんですけど、そこの「牛とろ丼」は牛肉とご飯との相性がピカイチでした。

ひろせ 僕は…えっとなんだろうな、いっぱいあるけどなぁ…寿司かな、やっぱり。海鮮ものはやっぱり北海道が一番美味しいですね。最高ですね。

…次に北海道のフェスに出たりライブに来る予定はありますか?

ひろせ フェスに出る予定は今のところありませんが出たいです!

おかもと 9月17日に札幌のSound lab moleで北海道初のワンマンライブをします! 今まで観たことない人も、観たことがある人も、テーマパークばりに楽しいので友だちを誘ってぜひ来てください。

…最後に、これから先フレンズはどのようなバンドになっていきたいですか?

ひろせ えみそんもよく言うのですが、『Mステ』の常連のアーティスト…例えばAKB48やEXILE。街中を歩いている人に「AKBを知っていますか」と聞いて知らないと答える人はいないと思うんです。そういう人たちになっていきたい。デカくなっていきたいです。

おかもと 誰でも知っている、おばあちゃんでも5歳児も知っている…そんなような人たちになりたいです。“フレンズ”と言うとまだ『けものフレンズ』や、海外ドラマの『フレンズ』などの方が100%有名なので、「フレンズっていうバンドもいるんだ?」となってしまうのですが、それを逆転させたい。“フレンズ”という言葉の中のトップに行きたいです。

フレンズ

実力派バンドから集結した5人が作り上げる幸福のポップミュージック、神泉系バンド。2016年5月発売の1st ミニアルバムがライブ会場&バンドHPでの通販限定販売で5000枚突破! 満を持して、フレンズ初の全国流通版CDを緊急発売! メジャー各社争奪戦の2017年ブライテストホープ!

シチュエーション・コメディ season2
9/17(日) 札幌 Sound Lab mole
問:ウエス/011-614-9999

オフィシャルサイト

綾野ましろ 7/15 体験入学 歌手